愛の概念
タイトルだけ見るとめっちゃシャレてるやんな
Moon編で知能をリライトしまくった瑚太朗が「愛の概念がこんなに上位にあるなんて」と驚く話、興味深くて色々考えてたんですけど、あの世界で知性を持った人類の役割が「開拓の意思を持って拡張すること」ならその原動力となるのが愛だからかなあってぼんやり考えてました
鍵の役目ってすごくシステムっぽくて(ていうか実際システム)無機質な感じがしますが、月篝を見てわかる通り、人類が開拓の意思でもって外に拡がっても星霊はその星に残るわけで、これって子を育てて送り出す母に似てます
PVBで「鍵殺し(親殺し)は最小限の開拓の意思」とも書いてたしね
ってわけで開拓への意思と愛は表裏一体であるから上位にあったんでないかと思うわけです(ただ、私の頭はリライト前のコタさんにも及ばないので自信はない…笑)
と、いうことを踏まえてMoon編の話なんですが
瑚太朗の「いつかまた君に会いたい」というメッセージを組み込んだら命の理論が完成したのは、篝がこのメッセージで愛を知ったから(アウロラを独占しない選択をした)、という解釈を読んで すごい…Rewriteはやっぱ壮大な愛の話だ…愛だ…愛だ……って言葉でしばらく頭がいっぱいになってました_:(´ཀ`」 ∠):_
なんかうまく言葉にできないんですけど…月が地球に手を伸ばしてからこれまで一方的に愛していた篝が、コタさんから愛を返されて孤独を決意したっていうのはなんだか感覚的にわかるような気がするんですよね
今はMoonラストでコタさんが篝に言う「それを愛と言うんじゃないか」って台詞が百倍くらい重く感じます…
余談ですが、PVBで「星霊は霊的な存在の間は不死だったが、物質と結合する方向に進化したせいで物質が尽きれば死ぬ存在になった。そんな風に進化したのは案外さびしかったからなのかも」ってあるの読んでこれ人類は衰退しましたの最終巻のアレとすげーー似てるな!!って思ってすごいロミオ観感じました
最後には愛の話にされるから宇宙単位の話でも泣いてしまうんだよちくしょう…